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2021-03-23

新たな土地で、新たな繋がり

東日本大震災後、この福島市で20145月に仮設工房を再開させ今年で7年目。
知り合いに紹介されたのがきっかけだが、地主さんがとてもいい人でそのご厚意に甘えたという。

現在すでに、新しい場所で自宅兼工房の再開を目指し準備の真っ最中である。

「そもそも震災前は自宅に窯があるのが普通だった。今は窯が離れているから不便だ。新しい工房は自宅のすぐそばに窯を作るから安心できるよ。」

今では地域に馴染じみ、福島市内でも常連のお客さんに支えられてきた。

「これから新しい工房ができれば、またその近所でのお付き合いが深くなっていきそうだ。」


▲洗面鉢の人気も高い

椿紋の半谷窯

大堀相馬焼と言えば、「青ひび」「二重焼」「走り駒」で知られ、田舎のおじいちゃんやおばぁちゃんの家にあった、という人も多い。
先人たちがこの独特の技法を絶やさず、後世へ歴史と共に継承してきた証である。

「昔はみんな同じようなものばっかり作ってた。でも、もっと各窯元の特徴を出していこうという動きがあって、それぞれ特色ある作品が作られるようになったんだ。」

奥様が一つ一つ大切に手書きしている、半谷窯の特徴である椿の模様。
このデザインを始めて 約20年になるという。
量産はできないが、全て現物限りの一点ものである。

夫婦のきずな

福島市に避難してから、ご夫婦で山登りをするようになったという。
現在のお住まいは、360°ぐるりと山に囲まれとても景観がよい。

「安達太良山、吾妻小富士、一切経山…お父さんと一緒に山登りするようになって、山を覚えたんです。」

インタビュー中も、夫婦仲の良さが伝わってきた。

多くの窯元が、奥さんと二人三脚で営んでいる。
どちらが欠けても作品は完成しないのだ。
我が子のように夫婦で育てられた大堀相馬焼半谷窯の器は、手にすっぽりと納まりふわっとぬくもりが感じられる。
食卓に並べば、椿の花が明るい笑顔に見えてくる事だろう。

【半谷(はんがい)窯】
住所:福島市荒井字上庭前5-1
営業時間:10001700
陶芸教室:1週間前までに要予約
℡:090-5597-8041
http://hangaigama.com/


2021320日(土)オープン!!

酒蔵と大堀相馬焼『なみえの技・なりわい館』
▶大堀相馬焼工房&ショップ
10001700 ※毎週水曜定休
お問合せ:大堀相馬焼協同組合℡0240-35-4917
▶酒Bar&ショップ Sake Kura ゆい
10001800 ※毎月最終水曜定休

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